「教えて広場」投稿について
○このホームページのかなりの部分が、代表社員が@niftyの「教えて広場」に寄せられた質問に回答した記事を再録したもので占められている。
○これらの記事は深夜、早朝に布団の中で、隣で寝ているかみさんの眠りを妨げないように気を使いながら書いている。したがって、使用できる資料はウェブ上にある記事しかない。そういった制約のなかで法律相談にふさわしい正確さとわかりやすさを保つのは苦労する。そこに私の人間としての感情を少々加える努力もしている。
ホームページを立ち上げた時、日記のようなコラムを書いていこうかとも考えたのだが、そんなものを読みたいと思う人がいるようにも思えず、私自身も続かないと思って止めた。法律相談に対する回答なら、少なくとも質問者には役に立つだろうし、同じような心配事を抱えた人にも何かの参考になるだろうと考えた次第である。
○回答を書くのに使っているのは、docomo LYNX SH-10Bというモバイルコンピューター風のキーボードがついたスマートフォンなのだが、真っ暗な部屋の中でゴロゴロしながら、インターネットで調べものをし、原稿を書く作業をするにはこれ以上の道具は見あたらない。
○良い原稿が成立するには良い質問との出会いがないとどうにもならない。やはり、本気で悩んでいる質問がいい。質問文の表現が多少まずくても、こちらも襟をただして答えなければと思う。
一番がっかりなのが、法律の初学者が「かまって、かまって」とどうでもいいような質問をしているのを見抜けないで一生懸命回答してしまった時。「あーやっちゃった」となんとも情けない気分になる。
回答を読んでくれた質問者が、リンクをたどってこのホームページに来て、お礼のメールやお電話を頂戴できることもある。本当にうれしい気持ちになるものである。
○回答を頻繁に書くようになって、それが自分にとってとても勉強になっていることに気づいた。確かに、普段の法律相談の話の運びも多少は洗練されてきた自画自賛している。
○腹立たしいのは、真剣な法律相談の質問に対して、揶揄したり大嘘を平気で回答している回答者が少なからずいること。人の人生を誤らせることになりかねないことをもっと恐れるべきだと思う。
○難しい事を、平易な言葉でわかりやすく噛み砕いて話すということは、本当にむつかしい。回答者の力量が試されることである。