医療過誤 法律相談 別居の家族に内緒
Q
医療過誤で法律事務所に相談しようと、調査カードを用意しました。
いろいろ経緯や目的など書く欄があるなかに、家族はこの件をどう思っているかや家族の個人情報など書く欄があります。
出来れば内緒で進めたいのですが(複雑な家庭事情のため)無記提出では相手にしてもらえないでしょうか?
本当は先方に聞くべきなのですが、受け付け時間が短く受付日も限られており電話ができません。
費用などは私がすべて負担するつもりで、家族から補助を受けたりはしないです。
医療の時の費用も私が出しており、判断も自分でしてます。
A
○無記提出では相手にしてもらえないでしょうか?
→そんなことは決してありませんから、心配せずにその弁護士に話を聞いてもらってください。
その調査カードは単なる参考として書いてもらっているにすぎません。書くかどうかも自由です。弁護士の相談業務では「家族にも内緒で」という希望を聞くことは珍しいことではありません。
弁護士は質問者様から相談を受けるのであり、家族といえども他人として扱うでしょうから、家族がどういう意見だろうが質問者様の話を聞いてくれるはずです。また、質問者様が話した内容を、質問者様が同意しない限り家族に話すこともありません。
なお、質問者様の場合ではありませんが、死亡事故の場合には、遺族の中でも医療機関への責任追及について意見が割れることもあり、そういう事情も弁護士に飲み込んでおいてもらうことは悪いことではないと思います。
医療過誤の場合、弁護士は医師ではないですから、病名やどんな事故だったかを書いてもらって、その病気や治療方法などの医学情報や同種事故の判例くらいは簡単に下調べしてから相談に臨みたいと考えることが多いのです。そのような理由から調査カードの事前提出をお願いしているのでしょう。
ではお大事に。
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