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2015年3月 7日 (土)

遺留分減殺請求土地の価格

Q

遺留分減殺請求では土地の価格評価は現金で計算するとき
固定資産評価証明書をだけを見て算出するものですか?
相場価格などを見て計算し価格を出す事は通常ないと言い切っていいのでしょうか?

A
○遺留分減殺請求土地の価格 遺留分減殺請求では土地の価格評価は現金で計算するとき固定資産評価証明書をだけを見て算出するものですか?
→そんなことはありません。公示価格や相続評価額等で計算することもよくあるし、裁判所で厳密にする時は不動産鑑定士の鑑定した価格によるべきです。
もっとも、固定資産評価額によると当事者が合意すれば固定資産評価額で計算することもよくあります。
これは、不動産鑑定を正式にするとかなり高額な費用と時間がかかることや、今の固定資産評価額は「一般的に、固定資産評価額は、土地なら公示価格の7割程度、建物なら新築の場合 で建築費の5割から7割程度といわれています。」ということなので、昔ほどは時価とかけ離れてはいないので、これによってもそれほど当事者に深刻な不公平は生じない場合が多いからだと思います。
したがって、「相場価格などを見て計算し価格を出す事は通常ないと言い切」るのは言い過ぎだと思います。

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