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2014年10月21日 (火)

婚約破棄と損害賠償

Q
婚約していた男性から、突然「結婚できない」と言われ、婚約破棄されました。新居のアパートも契約し、家具も購入していましたが、婚約破棄されたためアパートは解約しました。結婚式や新婚旅行もキャンセルしました。私は相手の男性に、どこまでの金銭的請求をすることができますか。

A
S
結婚式費用などは請求できるが
家具代は認められないことも

 婚約していた男性が、正当な理由なく婚約破棄したのであれば、あなたは相手の男性に対して、損害賠償請求をすることができます。

 まず、あなたが不当に婚約破棄されたことによって精神的苦痛を受けたとして、慰藉料を請求することができます。慰藉料は、婚約破棄をされた時期、理由、経緯、年齢、妊娠の有無、結婚の準備の程度など、さまざまな事情を考慮することになります。

 その他にも結婚式・披露宴・新婚旅行等の費用・キャンセル料や、アパートの解約費用なども、あなたが負担したものがあれば、相手の男性に請求することができるでしょう。新居用に購入していた家具等については、損害賠償請求を認めた裁判例もありますが、認めなかった裁判例もあります。これは、婚約破棄されたとしても、特殊な物でない限りは、その家具等は引き続き利用できる状態にあり、婚約破棄によって財産的効用や価値がなくなるわけではないということを理由としています。ただし、あなたが新居用の家具購入に多額の出費をしたのであれば、その事実は慰藉料の額を決める上で考慮される可能性はあるでしょう。


今井佳奈先生
弁護士法人不二 的場真介法律事務所 今井佳奈先生

Profile―――
 福岡県出身。2008年司法試験合格。09年岡山県弁護士会登録。「離婚・相続、遺言作成、借金問題・交通事故・労働事件、刑事事件、その他広く取り扱っております。お困りのことがありましたら、お気軽にご相談下さい」

弁護士法人不二 的場真介法律事務所
岡山市北区富田町1-6-10 東光第一ビル501号
TEL.086-222-6423
http://bengoshihoujinfuji.cocolog-nifty.com/

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