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2012年5月 6日 (日)

借用書のない借金について。

■質問

娘です。
5年前に母が、妹の夫(今は離婚しています)に110万のお金を貸しました。(自営業をしていたようで、問屋への支払いに使うと言われたようですが、実際は遊びのお金のようです)
先日支払いの催促に行ったところ、元夫とその両親から「お金はないので払えません。欲しいなら裁判所にいってくれ。」と言われたそうです。

話が進まないので、裁判所から督促状を出して貰おうと思っているのですが、まさか離婚するとは思わず、借用書も書かずに渡してしまったので借金を証明するものがありません。

借用書を今から作成しようと思うのですが、おそらく応じてくれないということです。

1つ記録として残っているのが通帳の引き出した記録だけで、その他に次回、催促に行く時に会話を録音する予定ですが、これは十分な証拠になりますでしょうか?

それと、もう一つ元妻(妹)にも借金返済の義務が生じるのでしょうか?

現在無職のため、弁護士にお願いすることもできません。
この場合、どうすれば良いのでしょうか?
皆様のお知恵をお借りしたいです。
よろしくお願いいたします。

■回答

契約は元々口約束から始まっています。
したがって、口約束であっても、その存在が証拠によって証明できる場合は有効とされる場合が多いのです。(例外的に法が一定の形式を要求している契約があり、その場合にはその形式を踏まないといけません。)
しかし、口約束というのは「言った言わない」の水掛け論になりやすいので、後日の証拠として作られるのが契約書なのです。
契約書がない場合は契約書に代わる他の証拠を集める(作る)ことが必要になります。
金の貸し借りですと、「資金の移動が確認できること」が大切です。貸し主が、資金を自分の預金などから引き出した(あるいは借り主に送金した)記録があると、金額や貸付日の特定に役立ちます。これは一部あるようですね。
「返す約束があったこと」も大切です。催促した際の会話録音はとても有効です。
会話録音のなかで相手に返済を約束させる必要はありません。「金が無いので返せない」という発言で十分です。その発言で、「返す約束があったこと、裏返すともらったのでないこと」「お金が渡されたこと」はわかります。
会話録音は当然隠し録りですよ。気づかれないように自然な会話を心がけてください。
会話の中で誰と誰の会話かがはっきりしたほうがよいので、さりげなく固有名詞を出してみるとか、録音日がなんとなくわかる話題を出しておくのもいいですね。しかし、会話が不自然になって相手に気づかれるくらいなら、無理して言わなくていいです。
「貸した100万円のせめて半分の50万円でも返そうという気はないの。分割で払わせてくらいのことも言えないの。」「貸した日は去年の4月30日だったから、まる1年にもなるよ。」といった台詞をいうと、相手が否定しなければ、貸した金額や貸した日が明らかになります。
また、素人の方は、録音機の操作に不馴れで録音できていないことがよくあります。録音機をポケットやバックの奥深くに隠したがためにガサガサという雑音しか録れていないこともあります。また、自分の声ばかりが大きくて、肝心な相手の声がさっぱり聞こえないという場合があります。何度も予行演習して録音が確実にできることを確認してからおこなってください。
相手と対面しなくても電話録音でいいんですよ。
では、健闘をお祈りします。

■このQ&Aは、的場が、「bengofuji」のペンネームで「@nifty教えて広場」に回答した記事を、個人的にコレクションしているものです。また、質問部分については、長いすぎるものや質問者を特定する手がかりになりそうな記載は適宜短縮等しております。

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